引っ越し先決まりました。海辺の民になります。
こんばんは。
寒いので低電力モードにてお送りします。犬吠埼カヤノです。
昨日、引っ越し先の物件の、内見に行ってきました。
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この記事で呟いていた通り、
家賃約4.5万円(なんと今住んでいる所のほぼ半額)の、
ちょっぴりボロいけど気取らない、等身大のおうち。
家から少し歩けば、海がすぐ目の前に現れて、
波が冬の光を跳ね返して、静かにきらきらとしている。
そんなおうちに引っ越すことが決まりました。
2019年12月25日に。
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20代のうちに鎌倉に引っ越したいなーなんて事を思った。
あと5年もあるじゃないか。ワンチャンいけるで。
(引用:東京から電車で1時間の距離に、海と山があってよかった。〜鎌倉、由比ヶ浜海岸に行ってみた - 妖怪人事の幸せブログ)
5年どころか4か月もたたずに引っ越し決めてますけど。
いやほんと、人生何が起こるか分からないですね。
自分で自分の人生を責任もって決めていくんだ、
私が楽しくなるように、私の力で生きていくんだ……
と、そう決めてから、人生の回り出すスピードが速いこと速いこと。
今、
「来年の6月までに」とか「1年後には」とか
思ってることもきっと相当前倒しで
やっていくことになるんでしょうね。
生き急ぐのも楽しいです。
意識して急いでいるわけではないのですが。
エモさが倍増します。
閑話休題。
山のそばで生まれた私にとって、
海はいつだって憧れでした。
おしゃれな母方の祖母は横浜の港の生まれで、
優しい父方の祖母は、茨城のどこか港町から
お嫁に来たのだと聞いたこともあります。
二人とも既に故人ですが、その血の影響もあるのか、
昔から漠然と「海」に対する憧憬の火が
私の胸の中で燃えていました。
満を持して、手の届く距離に来た海辺の町。
この街には私のことを知る人は誰もいません。
どうしたって「大丈夫」だと、
強がって自分を大きく見せちゃいがちな私のことも、
うまく会社でやってけなくて、
恐縮して小さくちぢこまる私のことも、
どっちも知らない人たち。
遠く潮の香りを運ぶ風に、魂の底まで洗われて、
肩書も強がりも謙遜も何もかも脱ぎ捨てて、
私はこの街で限りなく透明な存在になります。
嬉しいような、寂しいような。
……今は不安や寂しい気持ちの方が大きいかも。
みんなが働く街、私が今住んでる町から、
電車で1~1.5時間くらいはかかるところに
引っ越すという事を考えると、ね。
ほんとうのところ、私はずっとずっと友達が欲しくて、
それについて「心から納得できる」という結末に落ちる前に
転々と場所を移り続けている人生を送っているので、
その件に関してだけはまだ未解決で
「今回も(私が逃げちゃうから)
ちゃんとそこにあったはずの愛情や友情を
そのまま受け取れなかったわ」
という感じになっているという。
それゆえの寂しさ。孤独感。ですかね。
……
でも、それでもこの引っ越しは、
誰に頼まれてしたわけでもないんですよ。
放っておけば勝手に契約延長になって、
会社の目の前の家に年明けからも
住み続けることができました。
それなのに、
わざわざ湘南の方にまで足を運んで物件探しをして、
苦手な電話で色々な解約の手続きをして、
ひとりぼっちになるのが寂しい気持ちを抱えながらも
こうして歩を進めているのは、
私が「ただ海と山の近くに住みたい」という
純粋な私の気持ちを尊重すると決めたから。
私が決めて、私が海のそばに生きることを選んで、
それが私を幸せにしてやる方法だと覚悟して選んだから。
思えば、私の休職前最後の仕事も、
「海辺の町に社員のみんなを連れて行って、研修合宿を完遂する」
ということでしたね。
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あの時の海と、こうして私が今見ている海も繋がってたんだよなあ。
おうい聞こえてるか、1か月くらい前の私、
私はちゃんと、自分で自分を幸せにしてやる方法を、
自分の意思で選んで生きていくことができているぞ。
大丈夫。
なんとかすれば、なんとかなっていくものだから。