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迷い走る人生 ほどほどにナイス

うつ状態から転職して、健康に一年勤続できたのでやってよかったことを振り返る

こんばんは。カヤノです。

下記の記事の会社に入社したのが2021年2月24日なので、

あと2日で勤続一年を迎えることになります。

 

toshino-bakeinu.hatenablog.com

 

まばたきしたら一年経ってたわ。マジで。

ちなみに新卒入社したゲーム会社には、2018年の2月に新卒インターンとして入社して、2018年の10月ごろにはすでに精神を病み始めていたので、健康に勤めてた期間が実は8カ月くらいしかなかったりする。

 

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せっかくなので、この一年間健康に仕事を続けるにあたり、やってよかったことをまとめます。

 

 

① 言いたいことを言う

仕事をする上で、モヤァ…としたことがあったら、なるべく相手に伝えるようにしていました。

 

新卒入社した会社では、同じチームの先輩と口喧嘩したのちにこっぴどく絞られた経験から、「新入りの青二才が下手なこと言うもんじゃない」「黙ってたほうが物事が進んで平和」「私にも悪いところがあるんだから我慢しなきゃ(←強制された『自責思考』の弊害)」といった考えを強く握りしめており、それが呪いとなって己を蝕んでいたのですが、一旦全部棚に上げることにしました。

 

新入りの青二才だろうが、この会社のことまだ何もわかってなかろうが、私にも悪いところがあろうが、全部どうだっていいんですよ。関係ねえよと。

「今、ここで、この私が、これが理不尽だ / 疑問だと感じた」

という事実があるのならば、ただそれをきちんと言語化するよう、心がけました。

(※ただし不必要に喧嘩腰にはならないよう注意されたし。)

 

最初のうちこそ、「新人のくせに口出しするな」等と叱られることに怯えていましたが、蓋を開けてみればそれを理由に叱責されることは一切ありませんでした。むしろそれをきっかけに業務フローの見直しまでされたので、現状はほぼ100%「言ってよかったな」という感想です。

 

仕事に慣れている人って、それが「当たり前」になってしまっているから、自分では気づけない非効率や矛盾を抱えたまま進めていることも少なくないです。

その仕事をよく知らない人の視点が挟まることによって、初めて気づく改善点などもあるようで、意見を言うことを歓迎してもらえる場面が多くありました。

私はモヤモヤや疑問を解決できて嬉しい、職場の先輩たちは業務の進め方について改めて見直せるのは助かるということで、双方にとって得るものが大きかったように思います。

 

② 惰性で残業しない

超急ぎのタスクとか、(他の参加者の都合によりやむをえず)定時後に開催されるミーティングとかがない時には、絶対に定時ダッシュをすると決めていました。

 

新卒入社した会社では、若手が深夜残業(残業代出ない)するのは当たり前、なんなら会社に宿泊のための設備ある、夜22時にオフィス見回したらだいたい同期や先輩がいる……という空気だったこともあり帰りづらく、急ぎのタスクがなくても「みんなまだ頑張ってるから私もがんばらなきゃ」「評価されて出世してる先輩たちはみんな家に帰らず働いてる(だから評価されたいなら残業しないと)」みたいな怯えが発生し、無駄に残業してしまっていたのですが、今度の会社ではすっぱりやめました。

 

何故って?

家にうたがいるからです。

キャワイイキャワイイ愛犬と過ごす以上に大事な時間なんてあるわけがねえだろうが馬鹿が!!!!!!!!💢💢💢💢💢💢💢💢

 

……とはいえ、多くのタスクを抱え残業を余儀なくされている先輩たちを見ると、多少の罪悪感は発生してしまいがち。

そんな時は、自分に以下のことを問いかけていました。

 

「私はなんのために働いているのか?」

・人に愛され、自分も愛せる世界観、IPを作り続けるため。

・うたにおいしいご飯を食べさせ、楽しい遊びができる場所に連れて行くため。

・私、夫、うたの家族全員が食うに困らず暮らしていくため。

 

「それらを実現するために必要なものは何か?」

・好きなものに触れる時間。心揺さぶる作品、コンテンツをインプットすること。

・家族の時間。単身赴任中の夫と通話したり、うたと遊んだり。

・私の健康。体が資本、長く働き続けるための体力を維持すること。

 

「必要なものを得るために、いま私は残業をすべきか?」

 

PCをカバンに放り込んで爆速退社しますね。

 

③ やりたいことをやる

①②とも共通しますが、自分の心に正直に振る舞うよう意識していました。

例えば、いろんな業務を少しずつ任せてもらう中で、その中でも特に心惹かれるものについては「この業務がこういう理由で楽しいです、やりがい感じます」みたいなことを上長にしつこく言い続けていました。その結果、その業務の担当者として引き継ぎ先に選んでもらえたりして、言ったモン勝ちを痛感しているところです。

 

新卒入社の会社と異なり、幸か不幸か今の会社に同期はいないのですが、もしいたとしたら「私よりあの人の方が優秀で、適任だから、タスクを譲った方がいいよな…」みたいに悩んでいたかもしれません。当時の私はそんなふうに悩んでいたので。

でも、やっぱりそれだって、全然気にかけなくていいことなんですよ。

自分よりもうまくできる人がいるとかいないとか、死ぬほどどうでもいい。

他ならぬ、私自身が、それをしたいと思った。

そんならそうすればいいんだわ。

手をあげる理由なんて他にいらない。

そしてそれを邪魔する権利は、何人たりとも有していない。

たとえ私自身であろうとも、私が私のしたいことを阻む権利はないんです。

 

まとめると、

「どうせ私なんて」「私にも悪いところがあるし」「まだ経験が浅いから」「言ったところで仕方がないから」といった、自己否定 / すぎた謙遜や自責思考 / 諦念を、全部まとめて燃やしたところ、わりとしあわせにすごせています。

というかんじです。

「棚にあげる力」、大事。

 

 

二年目も棚に上げつつ、じぶんだいじに、やっていきましょう。