1.5か月間休職したら、知らぬ間にまた人の目を見て話せるようになっていた。
こんにちは。犬吠埼カヤノです。
先日、人生で初めてのポートレート撮影をしていただいてきました。
妖怪の形態(以下のリンクをご参照ください)以外で、
普通に人間の姿で写真撮ってもらうのは少し気恥ずかしかったのですが、
紅葉の時期で綺麗に撮っていただけて嬉しい限りでした。
toshino-bakeinu.hatenablog.com
で、撮影していただいてる間にふと気づいたのですが、
知らぬ間に私、人の目を見て喋れるようになってた。
…いやむしろ今まで喋れてなかったんかいって感じですけどね。
大学入る前くらいまでは、
普通に人と目を合わせながら話せてたんです。
でも、いつからかな、
「カヤノちゃんの目、全部見透かされそうで怖い」
「あんまりこっち見ないでほしい、緊張するから」
って言われることがだんだん増えていって。
で、最終的に自分で自分に決定打となる呪いかけちゃったんですよね。
昔ちょっと好きだった人と距離を置くことになった時、
こんなセリフを吐いてしまったのを未だに覚えています。
「ああでもよかった、あんまり貴方の目を見ないようにしてたから、私と一緒にいるときの貴方がどんな顔してたか思い出さなくて済む」
…いや青臭いとか小っ恥ずかしいとか今更ですよ。
とにもかくにも、そうやって呪いを確定させて以来、
私はずっと人の顔を見ることなく過ごしてきました。
なので会社に入社してからもずっと、
ほとんど人と目を合わせたことなかったんです。
目を合わせるのが怖かったので。
その人がどんな顔して私を見てるのか、知るのが怖かったので。
でも、なんかもう平気だ。
だって私、別に誰からどんな顔して見られてても、私のこと好きだもん。
そう自分で確信できたから、また人の目を見て話せるようになったし、
人の目を見られるようになったら、誰かと会って話をしたり、
一緒に何か作業した時もほとんど疲れを感じなくなった。
おそらく、これまで人と会うたび超疲れていたのは、
「相手の目を見ないこと」で確定情報を受け取るのを
拒否していたから、脳が勝手に情報を補完・補足しようとして
オーバーヒート起こしてたんだろうなぁ…と悟りました。
いざ、顔を上げて相手の表情を見てみたら、
自分で勝手に思い込んでたほどには
嫌悪感も、恐怖心も抱かれてはいなそうだった。
…
きっとこうやって呪いの鎖を一つ一つ外していったら、
どこへだっていけるよ。
見たいものを見ることができるし、行きたい場所に行ける。
次はどこに行けるかな。どこに行こうかな。