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「誰かの期待に応える」のをやめて、本当の自分に再び出会うための一冊~「さあ、自分に出会おう: 自分と出会うためのリミートミープロセス」書評

「さあ、自分に出会おう: 自分と出会うためのリミートミープロセス(坪田順子)」

という本を読了した。

以下、読んだ感想やあらすじ、要約なども交えつつ、書評を書いてみる。

 

 

「誰かの期待に応える」のをやめて、本当の自分に再び出会う= Re meet me するためのワークが掲載されている一冊である。

 

要約


自分の弱さと戦い続ける「Doing」の世界には果てがない。
何かを達成しても、次のより難しい期待が寄せられて、その繰り返しになってしまう。挑戦を繰り返すうちに自分の実力と掲げる目標の差に苦しくなり、停滞を感じるようになってしまった人にこそ有効なプロセスである。

自分の行動を縛り、強制する「思い込み」や「観念」に目を向けること。そしてその最奥にある、自分の弱さや恐れを逃げずに見つめ、それが自分の内側にあることを許すこと。

その上で、自分が恐れや弱さから行っている「本当はやりたくないこと」を手放したり、逆に行うのをためらっていた「本当はやりたいこと」を思い出して、その通りにしてみること。そうすれば、自分の根源的なワクワクやトキメキ=ソース と繋がることで、自分を愛せるようになる。自分を愛せるようになると、停滞していた自分のエネルギーの流れが以前よりも増幅して、再び流れ出す。

自分の源に潜って、己の弱さや恐れの正体を見に行くこと…そしてそれをありのまま受け止めて、存在を許すこと。そのプロセスの大切さが改めて身にしみる。

 

感想

私もここ数か月、ずっと向き合っている。
これまで「自分は愛される価値がない、愛されるに値しない存在である」という思い込みをぎゅっと握りしめて、苦しみながら誰かに何かをgiveしてたけど、その裏側には「私を愛してくれ」ってメッセージがびっしり書き連ねてあったというオチだった。

まるで魔法少女まどか☆マギカの、美樹さやかの最期みたいである。
まどマギに出てくる魔女たちは、魔法少女たちが心に抱えていた弱みや苦しみが溢れ出して本人を完全に飲み込み、化け物になってしまった存在だと私は捉えている。

どうせなら私は、化け物の姿や要素を持つ自分でも愛して生きていきたい。


醜い自分を見つめるのは苦しい。それでも、その姿さえも愛しいと思えるまで、ただ足りない・余分な自分を見つめ、存在を許す気持ちを持ち続けたい。

 

さあ、自分に出会おう: 自分と出会うためのリミートミープロセス

 

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