もののけとけもののけ

迷い走る人生 ほどほどにナイス

「人と会って話す」という行為の秘めたるエネルギーの強さをバカにしてはならない

こんばんは。犬吠埼カヤノです。

 

緊急事態です。

昨日、入社予定のテレビ制作会社の方から

雇用条件通知書をいただいてきました。

 

しかしそこには、

けっこうなヤバいことが書かれており、

恐らくこのまま入社してしまうと

ほぼ確実に私は過労死に至るという事が判明しました。

 

ただでさえ病み上がりの心身に過剰な負担はかけられない。

テレビADは激務と聞いて覚悟はしていたものの、

それでも契約書の時点で漂う想像以上の地雷臭に

とても私は耐えきれる自信がない……と考えた結果、

内定辞退せざるを得ないという結論になってしまいました。

 

つまり、2月より私は無職です。

 

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この結論に至った瞬間、

私は寒い部屋の中でこみあげてくる

吐き気を必死に押し込めるように、

小さく膝を抱えてうずくまる事しか

できませんでした。

 

しかし今日は、現職の上長の方々と

ランチをする予定がありました。

寒さと絶望と渇きにすくむ体を

何とか奮い立たせ、電車に這うようにして乗り込み、

本当に久しぶりに職場の前に降り立ちました。

 

すれ違う人たちの中に、見知った顔。

ありがたくも私に気づいて、話しかけてくださる方もいました。

その時、不思議と私の心は軽くなって、緩んだ感じがしました。

 

その後上長の方々と合流してランチを一緒に食べた際も、

全く緊張や後ろめたさがなかったし、

自分でも困惑するくらいの活力が湧いてきたのを覚えています。

 

みんなから、エネルギーを、

勇気をもらったんだなと思いました。

久しぶりにみんなに会えて嬉しかった。

その嬉しい気持ちがそのまま、

私の緊張と絶望を解きほぐして楽にしてくれた。

みんなが私の嬉しさを引き出してくれた。

 

これは一人でずっと部屋にいたら起こりえなかった現象でしょう。

私が本来大好きであった人たちと会って、話したからこそ、

喜びの感情が引き出されて私の視界が明るくなった。

私は一人が好きで、単独行動もほとんど苦にならないのですが、

それでも誰か親しい人と会って話すと、

こんなにも心がはずむのだ

ということを再確認できたのは大きな収穫でした。

人との対話を舐めたらあかん。

 

状況は何も変わってないです。

これから内定辞退の連絡入れなきゃいけないし、

2月から無職だし、その先どうやって

生きていくかの目途も立ってないし。

でも、不思議と朝のような

冷たい絶望感は、もうありません。

根拠はないけど、なんとなく、

なんとかなるような気がしている。

その楽観的な視点は、

みんなからもらえた勇気がもとになっている。

 

普段一人で生きてる方も、

たまには親しい人と会ってみると、

勇気がもらえるかもしれません。

私もこの感覚忘れないようにしたいと思います。

 

前を向いて生きていこうな。

 

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関係ないけど先日「鬼滅の刃」の禰豆子を描いたので最後に載せておきます。

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