健康な人は、毎日眠るのが不安にならないってほんとですか
※今回はただの心境吐露です。ちょっと重めかもしれません。
ここのところ毎晩、職場の人にひどく叱られる夢を見続けている。
あまりに鮮明な夢の苦しさに目を覚ますのは、明け方の4時。
5時間後には、夢じゃなく、現実で会社に行かなければならない。
寝覚めの首を締めあげるような絶望感と渇きに耐えかね、布団を抜け出すが、そうしたところで何もよくなることはない。
あと1週間だけ、
あと3日だけ、
あとほんのすこしだけ。
眠ることが怖いとおびえる脳をなぐさめて、灰色の明日を受け入れるのに耐えるのは、あとほんの少しで止めにするから。
そうして自分の心をなだめすかして、一つのタスクが終わったら、小休憩してまた次のタスクへ……という車輪のようなやり方でこれまでの人生を乗り切ってきた。
眠ることが怖くないという感覚が、あまりよく分からない。
これまでの人生を振り返っても、すっきり眠れて起きれた日の方が少ないような気がしている。
悪夢を見ずに済んでいたのは、同人誌だけを描き続けていた大学時代の夏休みであったり、今年の8月ごろに1週間ほど続けて有休をとっていた時だったり。
自分のために、自分の為したいことのために自分の命を使えているときは、誰かに傷つけられる悪夢を見ることもなかった。
朝が来るのが怖い。
夢を見るのはもっと怖い。
仕事のことを思うと、悔しさと不安と絶望と孤独感で感情がごちゃ混ぜになって、滝のように涙があふれてくる。
翌朝になれば、家のドアの内側で何十分も棒立ちになったまま、外に出ることをためらい身動きが取れなくなる。
それでも、わたしは仕事に行く。
結果的に行けてしまうんだよ。そんな状態でも。
なぜかって今までずっとそうやって生きてきたから。
生きてきてしまったから。
それが自分に対する虐待だと気づいたのは、20代も半ばになる、今年に入ってからだ。
悪夢を見るのも、職場に対して身構えるのも、脳が幻覚を見せてまで私を引き留めてくれているんだと知った。
そこまで強くメッセージを発してでも、私を会社に行かせまいとする、私自身からの懇願だと知った。
そうすることで私は、私を守ろうとしていたんだろう。
ほんとは、大勢の人と一緒に仕事するのは苦手中の苦手だし。
チームの力って言葉きいて真っ先に思い出す光景は、
「野球部に壁打ちされてぼこぼこになった、皆で作った劇部の大道具」だし。
人に指示して、誰かに作ってもらわないと何も生み出せない人よりは、実際に自分の手でものを作れる人にこそなりたいって心の底から願っていたし。
なんなら小~中学校と運動系のサークルでいじめられてたから、「チーム」=「私をいじめる概念」とまで思ってる節あるし。
集団でなにかに挑戦してよかった、って思えたことなんかこれまでほとんどなかったし。
それなのになぜか、「チームの力」でものづくりすることを至上の概念とする「社会的組織」に属してしまえたから。
……
ほんとはね。
私だって信じてみたかったよ。チームの力とか。仲間とか。
今まで知らなかった、人と協力するってことを知れたらどんなにいいかって思ってた。
この会社にいたらそれを知ることができるかもしれない、って、自分が握りしめてる恐れが邪魔してしんどいときも心開くよう頑張ってきた。
誰かに仲間と思われたかったし、私もそう思ってみたかった。
思うために、思えるようになるために、できることはなんでもしてきたつもりだった。
でもどうしたって苦しかった。
知りたい、知れたらいいな、という思いが、いつのまにか、
「みんながあたりまえによいものとしている『チームの力』を大事にできない、大事だと思えもしないお前はクズだ」
という呪いになってじわじわ私をむしばんでいった。
この「お前はクズ」というのも私が私にかけてる呪いだから、ちゃんと起きてる現象をありのまま受け取れたらいつか聞こえなくなるかな、と思ってがんばってきた。
でもそうやって必死に心開こうとがんばってたら業務上にも支障出てきたし、それで評価は下げられて、数字面でも「お前はクズ」を裏付ける証拠が出てきちゃったし。
ごめんなさい。
自分をクズだと思いながら、週5×8時間以上働くのには疲れました。
その思い込みすら自分の内側にあるから、統合しようと頑張ってたけど、ごめんなさい、ちょっと疲れちゃった……。
この記事は23日の夜中に書いて、予約投稿に放り込んでるから、投稿されるのは今準備してる仕事がまさに実行されてる最中だろう。
この仕事、25-26日にかけて実施される仕事を最後に、少し長めのお休みをもらおうと思っている。
前までは、今と同じような状況であってもどうにか出社を続けてたから、休もうって思えるようになったのは成長だな。自分への虐待止められてきてる。いい感じだ。
長めのお休みをもらう前に、
この会社で知りたかった「チームの力」を腹落ちしきることはできなかったけど。
がんばることも、やすむことも自分で自由に選ぶことができると知れたし、
それによって私の価値は何ら変わらないということも知れた。
それに、会社の中で出会えたのは、ほんとに心根の優しい人たちばかりだった。
「チームの力」を掲げる会社にいるから当たり前なのかもしれないけれど、みんな優しくて、いい人たちばかりで、邪気がなくて。
こんな人たち世の中にいたんだ、ってくらい人間として器がでっかい人々と本当にたくさん知り合えた。
入社して以来、たくさんの愛を受け取ってきました。
ほんとうにありがとう。
夜が明けて、このタスクを完遂したら、少しだけ長く休みます。
みんながくれてる愛を、いつか心の扉フルオープンで受け取れるようになりたいから。
そのためにまずは、自分を大事に、癒してあげることから始めます。
みんなのこと大好きだよ。
後日談↓
toshino-bakeinu.hatenablog.com