楽譜読めないけど、２日間で２曲オリジナルの楽曲を作曲してみた。～「作りながら覚える ３日で作曲入門」書評
私は楽譜を読む事ができない。三味線の文化譜ならなんとか読めるけど、通常よくみかける五線譜のあれについてはてんで理解が及ばない。
しかし、そんな私でも、昨日一昨日で2曲ほどオリジナル曲の作曲に成功した。
それもこれもすべて
「作りながら覚える 3日で作曲入門 – monaca:factory (著), 10日P (著)」
を読み、この本に書いてあることを忠実に実行したためである。
これは、楽器経験ほぼ皆無の人でも、演奏や作曲と無縁の人であっても、絶対に作ることに関して挫折させない。という筆者の熱い思いのこもった一冊である。
Windows、Macどちらの環境でも作曲ができるよう、一番最初のツールの導入から懇切丁寧に解説記事を載せてくれており、その後も「曲は大まかにどんなパートからできているのか」「最低限守るべきルールとは何か」ということを完全な素人にもわかるように図や表なども用いながら説明をしてくれている。
本の前半のフローに従えば３日といわず退勤後の３時間程度でも作曲が可能であり（実際私は先週金曜の夜に歌詞なしの方の楽曲を完成させている）、それを完遂した後は、より自由に作ってみたい人に向けて発展的な内容の解説も載せてくれている。
「自分で音楽作れたら楽しそうだけど、楽譜読めないしな…」
「楽器も弾けないし、全然どうすればいいのか見当もつかないし…」
「コード…？ 理論…？ 意味わからん たすけてくれ」
そんな風に思ってる人を丸ごとごっそり救済してくれる、至れり尽くせりの一冊
である。
始めに歌詞なしの曲を作りあげることができると、間違いなくそれは成功体験に、自信になる。
私は一曲目を作った後に、本書の発展的な内容を少しだけかじりつつ、自分で調べて「重音テト」を導入して歌詞つきの曲を作って歌わせた。
それがさらに楽しかったので、既存曲のワンフレーズをなんとなく再現してみたりなどして遊んだりもしていた。
どんどんできることが増えていく感覚はものすごく楽しい。その最初の一歩を踏み出せたのはとても有意義なことだったと思っている。
作曲したいけど私には無理かな、と思ってる人全員に読んでほしい。
まずはこの一冊とパソコンさえあればいいから、是非読んでみてはいかがだろうか！！！！
そして創作沼に落ちるといいよ！！！！
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